デンタルプロ株式会社

|環境活動とCSR活動|

当社のCSR活動の基本的な考え方

CSRを当社の本業に浸透させるため、現在取り組んでいるEMS(環境マネジメントシステム)を強化するところから始めました。この意味で、当社のCSRはマネジメントシステムを土台としてスタートしているといってよいでしょう。

ISO26000の尊重

そのうえで、当社の環境方針の中で、2010年11月に発行された国際ガイダンス規格ISO26000を尊重しつつEMSをCSRマネジメントに発展させることを宣言しています。
しかしISO26000の内容は、「6th」の中核課題を含め多岐にわたるため、まずは「7th」に準拠したマネジメントシステムを構築するために、「対照表」を作成して現状のEMSからの相違点を個別に明らかにして、これらの個別課題を一つずつ解消していく方法をとっています。

環境方針と「信篠」

当社の環境方針は、50年前に定められた「信條」の精神を反映させています。
この環境方針の策定はトップマネジメントが直接行っており、自分たち自身や利害関係者ひいては社会全体にとって「必要な水準」、すなわち「できる環境目標」ではなく、「必要な環境目標」を設定するようにも宣言して、その内容の「実行」に全員が執着し、日常の本業にあたる上での日常業務の手順に工夫を凝らしています。

本業に浸透させる工夫

当社の主力製品は歯ブラシと歯間ブラシです。これらの設計開発、製造、販売という全プロセスに対してEMSを浸透させるよう努力を続けています。
たとえば、温室効果ガスGHG削減目標を設定する際に、歯ブラシの廃棄処分までを含めた拡大生産者責任の見地からLCA分析を行い、それで確かめられた優位商品の積極的シェア拡大戦略を営業部門の環境目標として設定するというように、EMS事務局のみによる活動ではなく、各役割分担に応じたEMS活動をそれぞれに位置づけています。

環境目標 及び アクティブな実施計画

「できる環境目標」ではなく、環境基本方針で表明された「必要な環境目標の枠組み」の実現にこだわります。
たとえば、環境基本方針の中で「地球温暖化の防止」を表明したことに呼応して、歯ブラシのライフサイクル全般を考慮した「温室効果ガスGHG80%削減」という「必要な環境目標」の設定につなげます。
当社では、環境マネジメントプログラム(実施計画)が、「必要な環境目標」への到達を目指して、プロとしての知恵やアイデアを駆使して、様々な手段・手法が矢継ぎ早に次々と繰り出されるようになってきました。

審査登録機関オーディックス・レジストラーズ齋藤喜孝主任審査員のコメント

2011年2月17日の「CSRスタート確認」では、当社が委託するISO14001審査登録機関オーディックス・レジストラーズの代表取締役である齋藤喜孝氏から、以下のようなコメントをいただきました。
当社ではこのコメントを活かして、次回の確認行為までにCSRマネジメントに関するさらなる改善・飛躍に努力していきます。

【齋藤喜孝主任審査員のコメント】
ISO14001の使い方は広範なので、CSRへの親和性が高いといえるでしょう。したがって、EMSを使ってCSRへ膨らませていくという姿勢には大賛成です。

環境活動と社会活動| デンタルプロ株式会社

実体としても、EMSベースにCSRに取り組む方針で、TM自らの関与や、目標の設定には問題ありません。CSRの前提となるEMSの在り方は確立していると思います。この意味で、「信條」がCSRのベースになっていることも理解できましたし、先進事例も随所にみられます。
安全・安心のための製品設計については、いわば「守りの活動」ですが、一歩進めて、製品を通じて社会にいかに貢献するか、ということに目を向けると本業CSRに近づくでしょう。たとえば、歯周病予防など「攻めの売り出し」を出してもよいとも思います。
課題としては、本業にリンクさせるという意味では、環境側面のとらえ方に少し重点的に強化しておくとよいでしょう。

CSRスタート確認
プレゼンテーション風景
2011年2月17日
大平工業本社にて

環境活動と社会活動| デンタルプロ株式会社

実体としても、EMSベースにCSRに取り組む方針で、TM自らの関与や、目標の設定には問題ありません。CSRの前提となるEMSの在り方は確立していると思います。この意味で、「信條」がCSRのベースになっていることも理解できましたし、先進事例も随所にみられます。
安全・安心のための製品設計については、いわば「守りの活動」ですが、一歩進めて、製品を通じて社会にいかに貢献するか、ということに目を向けると本業CSRに近づくでしょう。たとえば、歯周病予防など「攻めの売り出し」を出してもよいとも思います。
課題としては、本業にリンクさせるという意味では、環境側面のとらえ方に少し重点的に強化しておくとよいでしょう。

大平グループが、早稲田大学主催の『CSRスタート確認制度』の
第1号認定企業として表彰されました!

CSRスタート確認に合格しました!

|EMS|

大平グループの環境マネジメントシステム(EMS)

私たち大平グループでは、環境マネジメントシステム(以下、EMSという)を、口腔衛生商品(歯ブラシ・歯間ブラシ)の製造販売という本業に浸透させて、"紙・ごみ・電気のムダを省く"といった"第一世代EMS"から卒業します。

2006年から3年間の審査登録実績を踏まえて、2008年から、大平グループは"第二世代EMS"へと生まれ変わりました。
これは、全員参加で日常的な本来業務のすべてに対して、PDCAサイクルが実質的に機能するようにEMSを抜本的に刷新することを意味します。
大平グループにおける"第二世代EMS"の主なアピールポイントは次のとおりです。

第二世代EMSとしての主なアピールポイント

point1 環境基本方針

本業に根ざした未来の方向性を、できるだけ客観的かつ分かりやすく表現するようにしています。

  • 環境方針の実行にこだわっていきます。
PDF
point2 環境目標
  • 方針実行に必要であれば、高い目的目標であっても設定します。
  • 温室効果ガス発生要因を90%削減します。
  • パッケージ設計の見直しで材料費を削減するため、製法、加工法などを検討し、進めている。
  • 歯間ブラシ及び歯ブラシのパッケージの縮小化。
  • パッケージ素材の見直しを検討する。
  • 歯ブラシハンドルの軽量化、短縮化、歯ブラシ部分の交換式、など。短い歯ブラシの新商品開発を進めている。(HARIBO、ナノブロックの発売)
  • 生産本部と協働で工程改善をする。
    ①廃棄物削減:直行率を上げ、不良率を下げる。
    ②Wドームにしたことでブリスター機を使用する必要がない。エネルギー消費削減を進めている。
  • ブリスターパック「ドーム+紙」で廃材(抜きカス)が出ないような仕様にする。
    (Wドームを導入したことで、廃棄工程がなくなることと、廃棄置き場がすっきりしたこと、廃棄コストが節約できることなど効果がある)
  • 不良品発生原因の再発防止対策実施。
  • ボビンの再使用化、再利用化(100%完了)
  • 通い箱の長寿命化(10往復→100往復、検討中)
  • 高スループット装置への切り替え。
  • コンプレッサ停止の長時間化。
  • エコ商品のシェア向上のための営業活動
  • 注文関連・納品関連のオンライン化(ペーパーレス化)
  • オフィス面積の集約化(50%削減済み、完了)
  • カーボンオフセット(植林委託費用の発生)
  • 排出量取引(排出量の購入費用の発生)
  • 非売品(売り残り?引取り品)の有効利用
  • 太陽高発電の屋上設置(実績、月平均3,382kwh)
  • 省エネ型エアコンへの交換(80%完了)
  • LED証明への転換(70%完了)
  • エレベーターの最新化(1基は使用中止、1基最新化済み、残り1基は2017年完了予定)
  • 不良品発生原因の再発防止対策実施。
  • 廃棄物の水分の除去
  • LED照明への転換
point3 実施計画

当社では、各部門の環境委員と事務局が参加して、毎月1回のCSR環境委員会、および毎月1回のCSRワークショップを開催して、各種の順守活動や目標実施計画を進めています。

point4 体制

CSR環境委員会では毎月1回のワークショップ、1回の環境委員会に取り組んでいます。

point5 協働
  • 利害関係者の皆様と真の仲間として共に歩んでいくための仕組みを目指します。
  • 取引先を含め、サプライチェーンを一体とした活動への展開を進めていきます。

|社会貢献活動|

社会・地域とともに歩む(社会貢献活動)

デンタルプロは、社会の一員として有用な存在であり続けるため、社会規範遵守の責任を果たすだけでなく、積極的な支援活動で社会への貢献をおこなっています。
主な支援活動として、デンタルプロ製品一部の生産でお世話になっているタイ王国に2005年より毎年、小学校に図書館(建物・書物)の寄贈を続けています。また、全社員より毎年募金を募り、小学校に寄付を行っています。

タイの子供たちと記念撮影

小学校図書館寄贈活動の実績

年度 地域名 学校名
2005年 チェンマイ県 バァーン ハイ トン小学校
2006年 スパンブリー県 ホエディンダムプライマリー小学校
2007年 ラチャブリー県 メーセェムアン寺小学校
クハアサワン寺小学校
2008年 スコータイ県 メーツゥラオノーイ小学校
2009年 ノーンカーイ県 バンワン小学校
2010年 ローイエット県 バーンパースムノーングピング学校
2011年 クラビ県 バンプルウトエイ中学校
2012年 ローイエット県 ノングワングヤオ小学校
2013年 ランパン県 バン・サラ・サマッキー小学校
2014年 プレー県 バン・ケーム小学校
2015年 パトゥタニー県 ワット・ノパラタナラム小学校
2016年 アユタヤ県 ワット・ドン・プド・サー小中高学校
2017年 ラヨーン県 パン・コーロング・ダング小学校
2018年 ナーン県 バン・トゥングハウス小学校

図書館寄贈活動の様子

図書館 外観

図書館 風景

式典 風景

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